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是枝監督の最新作『空気人形』

とにかく、とにかく孤独な映画。登場自分達は、すべからく現代の都市生活者であり、皆一様に孤独だ。孤独でない人間は全く登場しない。そんな孤独な都市生活者の孤独な心を埋める為の空気人形が心を持ち、そんな人々の間をフワフワと漂っていく。そんな映画だ。

なんとも暗い映画でもあるし、性に対する描写も躊躇がない。でも、テーマ性よりは全然暗い感じはしないし、性を描いても下品になってない。それは偏に、主演のペ・ドゥナの醸し出している雰囲気に依る。バッチリなキャスティングではないかと思う。

この映画には、基本的にそれぞれの孤独に明確な出口は提示されない。ただ、それぞれの人が孤独で有り続けるのみだ。孤独な心を持つ人達が、それぞれの寂しさの引力に引かれあい、それぞれの孤独に帰る為に離れていく。その繰り返しの一部分が示される。それは否定される情景でも、何かしらの希望を仄めかしてもいない。心を持った空気人形ですら、孤独を抱え、その孤独を埋めようとして、相手を傷つけ、自分も傷つく。でも、それは決して不幸でもない。心を持った空気人形が吐いた空気で、タンポポの綿が飛び、誰かが『綺麗』といった。多分、それがこの映画のテーマ性を語っているのだろうと思った。
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