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という訳で、2009年の映画の締めくくり。
今年は去年よりも、映画館に行くことが出来ず。。。このままではアカン!とは思いながらも、実際なかなか行けなくなるもんだなぁ。。。

で、映画館で観たものだけに限定すると、かなり数が減っちゃうので、2009年に劇場で公開されていた作品の中で自分が観たものリストが以下。

1.ラースと、その彼女
2.永遠の子供たち
3.レボリューショナリー・ロード / 燃え尽きるまで
4.007/慰めの報酬
5.チェ 28歳の革命
6.チェ 39歳 別れの手紙
7.ベンジャミン・バトン 数奇な人生
8.7つの贈り物
9.カフーを待ちわびて
10.マダガスカル2
11.ウォッチメン
12.ザ・バンク 堕ちた巨像
13.トワイライト 〜初恋〜
14.スラムドック$ミリオネア
15.おっぱいバレー
16.グラントリノ
17.天使と悪魔
18.バンコック・デンジャラス
19.重力ピエロ
20.スタートレック
21.ターミネーター4
22.トランスフォーマー/リベンジ
23.ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:破
24.ディア・ドクター
25.サマーウォーズ
26.ボルト
27.96時間
28.サブウェイ123 激突
29.ウルヴァリン:X-MEN ZERO
30.空気人形
31.沈まぬ太陽
32.2012
33.カールじいさんの空飛ぶ家
34.アバター

34本。少ないね。。。まあ、でも大作は大体抑えてるつもり。あと評判だったやつはちゃんと劇場に足を運んだ。

んでは、行ってみよう!

まず、初っぱなの『ラースと、その彼女』。これはこないだDVD借りてみたんだけど、すっごい良かった。こういうドラマは、下手するとすぐに陳腐な方向に走ってしまいがちなので難しいだけど、物語と癒し、他者とのつながりといったテーマを丁寧に、真正面から描いて成功している。年末年始にみても心温まる良い作品。

『永遠の子供たち』も良かった。ギレルモ・デル・トロ監督は、『ミミック』とか『ブレイド2』とか『ヘルボーイ』とかわりと自分が好きな作品とってるお人。今回は、ダークファンタジーにチャレンジという事だが、これは巷の評判通り、非常に良かった。ラストに何とも言えない感動が待っております。

『レボリューショナリー・ロード』まあ詳しくは、こっちをを読んでもらうとして、こういう類の地獄は現代人には、マジでおっかない話である事は、間違いないと思う。夫婦では観ない方がいいかもしれない。

『007/慰めの報酬』。前作の『007/カジノ・ロワイヤル』が凄く良かっただけに、ちょっと残念な出来。ダニエル・クレイグは相変わらずいいんだけどね。

で、

『チェ 28歳の革命 / チェ 39歳 別れの手紙』。こちらもエントリを参照してもらうとして、この映画は一ヶ月ぐらい余韻が残ったなぁ。。。Blue-rayも買っちまったよ。こういう信念の人が求められる現代は、やはり不幸な時代なのかもしれないね。

『ベンジャミン・バトン 数奇な人』予想よりは良かったけど、やっぱフィンチャーはフィンチャーである。オレでもこれにはアカデミー作品賞はやれないな。

『7つの贈り物』は、個人的には頂けなかったなぁ。。。
『カフーを待ちわびて』は、とりあえず沖縄に移住したくなる。いい話だけど、もう一ひねりあると、いいなぁとという所か。

『マダガスカル2』は思いのほか面白かった。最近はアニメ作品の方がアメリカのコンテンポラリーな実情捉えている気がする。

『ウォッチメン』はとても難解だが、非常に興味深い社会派アメコミ。昨年の『ダークナイト』も面白かったけど、個人的にはこちらの方が面白かった。特に、犯罪者たちをボコボコにした高揚感が、性的な興奮の高まりと直結していく描写とか、まぁ凄い批評性。

『ザ・バンク 堕ちた巨像』も満足度の高い一本だった。主人公の絶望感と、それによる人生を掛けた決断。格好良すぎるぞ!クライブ・オーウェン。

『トワイライト 〜初恋〜』アメリカのティーン向けの恋愛ものだけど、主演の男の人気は凄まじかったみたいで、続編が公開されてる。確かに、ヴァンパイアの青年役のロバート・パティンソンは非常に端正な顔立ち。日本でもドラマになってましたね。

『スラムドック$ミリオネア』素敵な希望を与えてくれる映画だった。今年一番元気な映画だという事は間違いないと思う。躍動感が違う。こんな映画は今の日本映画の状況だとまず作れないだろうなぁ。音楽も良かったなぁ。絶望から顔を上げていくってこういうことなんだろう。

『おっぱいバレー』もある意味では、元気な映画だった。中村トオルの最後の科白が素敵。

そして『グラン・トリノ』もう大傑作です。面白い映画を撮る監督はたくさんいるけれど、人の心をガツンとぶん殴って振動させるという分野においては、イーストウッドは別格。2009年公開作品の中では、一番深みのある感動を残してくれた作品。

『天使と悪魔』ダ・ヴィンチ・コードよりはかなり面白くなった。単なるペダンチックな作りではなく、エンターテイメントとして上手にまとまってる。

バンコック・デンジャラス』全編色気がある映像。大人のためのハードボイルド映画。

『重力ピエロ』なんか最近は伊坂幸太郎作品は、端から映画化されている気がするが、骨子はミステリー作品ではあるが、家族の絆というものが非常に上手に描かれている気がする。『俺たちは最強の家族だ!』by 父

『スタートレック』自分はスタトレファンではないが、熱烈なファンからも概ね好評だった本作。ファンでない自分が観ても、素直に面白いドタバタと友情劇。続編もあるかもとの事なので、ここからスタトレに入るのもいいかもしれない。

『ターミネーター4』うーん・・・『3』よりは良かった。けど、やっぱターミネーターは、単なるドンパチ映画ではないという事を制作各位は、肝に銘じていただきたい。人気シリーズなので、プレッシャーや過度の期待はあるだろうけど、ターミネーターを撮るというのはそういう事なのだ。

『トランスフォーマー/リベンジ』マイケル・ベイ大先生が、これでもかという金を掛けて作っただけはあって、前作よりも大幅にパワーアップ。まあ、観ていて飽きない。アメリカ人以外は人に非ずという様な身勝手さもマイケル・ベイ大先生なら許されてしまう。

ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:破』一作目の『序』は所々に違いはあったものの、基本的にはTVシリーズの焼き直し。でもこの『破』はREBUILDの名の通り、これまでとは大きく違う展開を見せてくれた。でも個人的に一番スゲーと思ったのは、アニメーションが本来持つ躍動感に他ならなかった。絵の動き、それだけで観る人に快感を与えるんだなぁ。と。コアなファンもいるから、賛否両論あるだろうけど、個人的に大傑作だと思った。

『ディア・ドクター』前作『ゆれる』は相当の傑作で、ああこんだけの地力がある映画撮る監督っているんだぁと思ったもんだけど、西川美和監督は、今一番日本で注目すべき監督かもしれませんね。『人』を描くという事に関して、この人の切り出してくる映像の切れ味は凄まじいものがある。

サマーウォーズ』も、『ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:破』まではいかなくとも、非常に気持ちのよい作品。

『ボルト』犬版裸の王様。でもあの宮崎駿が、(内心敗北を認めてしまったであろう)ジョン・ラセターが絡んでるだけあって、ピクサーのクオリティはしっかり引き継がれている。てか、昨今のCGアニメは本当に外れに出会う事が殆ど無い。ジャパニメーションなんて言っていられない時代が来るかもしれない。

『96時間』なんのひねりもない、さらわれた娘をめちゃくちゃ強いお父さんが奪還するというストーリーなんだけれど、まあ魅せてくれる。気持ちのよくなるアクション作品。

サブウェイ123 激突』 74年の『サブウェイ・パニック』のリメイクだが、現代的な要素がふんだんに詰め込まれていた。いぶし銀の面白さ。

ウルヴァリン:X-MEN ZERO』 X-MENシリーズでも一番面白かった気がする。これから、この様なスピンオフ作品がたくさん出るという事なので、楽しみ。

空気人形』 2009年、孤独を上手く描いたで賞。孤独というのは、これから大きなテーマとして、きっともっと多くの作品で取り上げらえていく事だろう。都市の中で孤独を抱えて人は如何に生きていくのだろうか?そんな中での人と人との繋がり方のあり方とかね。そういう難しさを上手く描いてほしいという要請はあるだろうと思う。

沈まぬ太陽』 やっとで映画化とも思うけど、これくらい今の日本企業の病理というか、日本人の病理を描写してしまった作品はないかもしれない。

2012』 中国人の描き方と、主人公たちを全肯定をする訳ではない視点が新鮮だったなぁ。2009年、地球をもっとも豪快に破壊したで賞。

カールじいさんの空飛ぶ家』 これはね、もうほんと良かったね。別れを描きながらも、同時に新たな希望と決意を描いてくれている。別れは決して終わりではないというそういう素敵なメッセージを持った作品。

アバター』 キャメロンの久しぶり新作なので、結構過度な期待をしてしまったけど、監督として手腕や情熱は衰えていなかった。ただ、やはりもうピークは過ぎてしまったのかなぁという寂しさを少しだけ感じた。

では、2009年の個人的ベスト3でも

1.『グラン・トリノ』
2.『チェ 28歳の革命 / 39歳 別れの手紙』
3.『カールじいさんの空飛ぶ家』


という所。まあ観てない作品もたくさんあるので、非常に偏りのある結果かもしれないけれど、やっぱ『グラン・トリノ』は映画としての格が違うので、ベスト3入りは確実な気がする。『チェ~』は個人的な思い入れ強し。『カールじいさん~』は年末に本当に素敵な感動を与えてくれました。

今年はあまり映画を観に行けなかったけど、映画というのは、一番お手軽で楽しい娯楽だと本当に思う。土日に良い映画一本観るだけで、一日気持ちがホクホクするからね。という訳で来年はもっと映画館に足を運ぼうと思う。

それではみなさん良いお年を!
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浅学菲才なもんで、読むのに難儀したが、興味深く神話というものを捉え直す視座を与えてくれる。また、語り口も上手い。で、『生きるよすがとしての神話』を読みたいわけだが、絶版な上に、中古も5000円以上する。高いよ。。。

『千の顔をもつ英雄』が『スター・ウォーズ』サーガのベースになっているのは有名な話だが、ルーカスが、なぜキャンベルの神話学に触発されたかは、この本を読むだけでもよくわかる。これほどまで魅力的に神話が語られるとは。そして、村上春樹もキャンベルを読み込んでいる。

いいなと思った部分を幾つか引用する。

ブッダが生まれ、神々が彼を黄金の布で受ける。するとこの子は七歩進んで、右手を挙げ、左手で地を指し、「天上にも天下にも、私のような者は一人もいない」と宣言します。

ブッダはそれを自覚するために修行などしうる必要などありませんでした。生まれながらにしてそのことを知っていたのです。鈴木大拙は米国で仏教についての最初の公演旅行をしたとき、こう言われました―「実におかしなことですな。生まれたばかりの赤ん坊がそんなことを言うなんて。本当は長い長い期間を経て、菩提樹の下で悟りを開き、自分の精神の誕生を見てからようやくそう言ったはずだと、みなさんなら思われるかもしれぬ。しかし、われわれ東洋人にとっては、万事いっしょくたです。われわれは精神生活と物質生活とに大きな区別を設けません、物質的なものは精神的なものを表わしておるのです」。・・・中略・・・

鈴木大拙はようやく話の要点に到着しました。「赤ん坊は生まれたとき必ず泣くそうです。なんと言って泣くのか。赤ん坊は『天上にも、天下にも、私のような者はいない』と宣言しているのです。あらゆる赤ん坊はブッダ・ベビーですからな」

赤ん坊はみなブッダ・ベビーである。それはこれまでも述べてきたすばらしいエネルギーの無邪気な顕現です。では、そんじょそこらの子供とマヤ夫人の子供とはどこが違っていたのでしょう。マヤ夫人の子供は自分がブッダ・ベビーであることを自覚していました。仏性のいちばん肝心なところは、あなた自身がそれを自覚することです。それには大きな努力が必要です。主な理由は、社会が「おまえはそんな者ではない」としつこく言い続けていることです。
『時を超える神話』 p120~p122

私はときどき、「どんな儀式をしたらいいんでしょう」と聞かれます。みなさんはちゃんと儀式を持っています。でも、それについて瞑想していない、毎日食事をする。それは立派な儀式です。いま自分がなにをしているのか自覚することを心がけて下さい。友達になにか相談をする。それも儀式です。その意味を考えることです。子供ができる、子供を産む。それ以上のどんな儀式が必要だというのでしょう?
『時を超える神話』 p203

禅が取り組む問題のひとつは「経験する」ということです。人々は人生の意味を学びたいとよく言います。人生に意味はありません。花にはどんな意味があるのでしょう。私たちが求めているのは人生経験です。経験する事です。ところが実際には、経験から離れて、ただあくせくと目の前のあらゆる経験に名前をつけたり、分類したり、それを解釈したりしている。あなたは恋に陥る。さて、それは結婚を前提としたものか、それとも不倫か、それとも……と、分類をしているうちにその経験が失われてしまいます。

『時を超える神話』 p214

物語というものがどんどん現実から遊離してしまいっている。その力が失われている。キャンベルが抗しようとしたのは、そのような現代であったのか。。。

「経験」というのは、誰でもするものだが、「経験」というものは、因果律で説明できるというのが、相変わらず、現代人の最大の病だろう。合理的な説明が何でもできると思う。そう思い込む。まあ、説明出来たとして、説明したとこでどうすんのか?納得出来る説明があればそれでいいのか?そういう事を考えないといけない。そうすりゃ、経験の「質」というものは上がるのか?そうではない。と思う。

橋本治が、少し側面は違うがこんな風に言ってた。

感情が先にあると現代人は思いがちだけど、感情は後からくるものなんですよ。日本人はズッーとそうです。
…中略…
情景が先。
…中略…
自分の中の言葉を誘発してくれるんですよ情景は。だから、自分の中に言葉の蓄えがなかったら情景見てもなんにもなんない。
…中略…
言葉を用意しないと、情景をみても綺麗に思えない。
…中略…
ただ、その美意識ってやっぱりわかりにくいんですよ。わかりにくいから、もうちょっと、わかりやすくしようとすると、論理的な文章になっていくのね。論理的で理知的な文章になっていくと、恋愛みたいな曖昧なものって捉えにくくなるんですよ。現代で自然描写だ情景描写だとかって、やれない。やると笑われる。それくらい、ダサイに近いくらいのところがあって、現代でやるんだったら、源氏でやった事の90%は切り捨てないと無理です。
…中略…
それは自然がないのと、人の心理が大きくなりすぎている。だから、人の心理という大気汚染が、情景という空気を窒息させていると言った方がいいかもしれない。
…中略…
もう大きな自然がなくなりつつあるから、情景と心理というのはどっちが先なんだという話をもういっぺん意図的に考えないとそういうものを取り戻すのすごく大変だと思う。


合理的で理知的な説明というはとっても便利だけど、それは自然の世界と価値の世界を簡単に分断してしまう。果たして、それはそんな簡単に分断出来るものなのか?そういう事をよくよく考える必要は、やっぱりある。現代というは、その様に、価値の世界が、人の心理として充満してしまった時代なんだろう。

でも、その世界だけだと人は理性的になり過ぎるし、自然というものがあれば、今でも、それはもっともプリミティブな物語を人に与えてくれる。情景はそれを感じるに人間に言葉を産み出させる力を持つ。物語というのは、人が経験を受け入れるときのもっとも最適化された形だろう。そんな風にも思う。そして、神話はやはり自然から発生したし、それはあらゆる物語構造のスーパークラスである。

物語によって、人は本当に何かを体験する。少なくとも、経験の「質」というのはそういう風にしてしか上がらない。人生を物語を読むように体験する事が難しくなってしまったのは、多分上に書いた事と無関係ではない。

だから、キャンベルは『神話を生きるよすがとせよ』と訴えて続けたのだろう。それしか、経験の「質」を上げる方法はないだから。でも、まあ自然と情景が失われつつある現代でそれを取り戻すのやはり至難の技かもしれない。でも、人がこれほどまでに物語をというものを求めている時代もまたないのかもしれないな。






こういう下らないアプリを見るたびにiPhone欲しくなる。
てか、これ一台じゃあそべないじゃん。。。

でも俺は既に日本撤退してしまったNOKIAを当面は支持していくぞ!
はやく帰ってきて俺のN82を公式サポートしてくれ。。。
4連休(月曜有休)の最後なんで、映画でも見に行こう思ってたんだけど、部屋掃除して、洗濯して、布団干して、冷蔵庫を掃除したら疲れて、出かける気を失う。

で、貯まってたpodcastを消化することにした。

文化系トークラジオ Life 「休日の哲学」


休日がテーマの回。

「あるある」という所では、

『休日は何処か外へ行かねばならん』的な強迫観念。確かに、休日に引き籠もって一日中家の中に居て、夕方になり、夕日で部屋の中が照らされたすると、妙な罪悪感に苛まれる。『ああ、無為な一日を過ごしてしまった』的な、誰もが経験するだろうあの感じだ!そして今まさに感じているこの感じだ!

でも、そもそも何で休日にわざわざ外に出かけて行かねばならんのだ!というスタンスがこのLifeのパーソナリティの基本的態度だ。特にゲストの渋谷知美氏が面白すぎる。

大体が、休日に外に出かけて消費をしようなんてのは、バブル崩壊前にメディアが仕掛けた刷り込みに過ぎないのではないか?実際に外に出ると、いろいろと無用なストレスも溜まるし、そんなに面白いものはそうそう無いのだ。ご存じの様に。そして外で消費を繰り返す度に少しずつ虚しくなったりするのだ。

そもそも、休日なんだから、休むのが目的なんである。家でダラダラすればいいじゃんという所である。休日まで、自己実現やスキルアップの為に予定入れるなんて疲れちゃうだろう?

とまぁ、そんな調子なんだけど、大体同意。

家で本を読んだり、音楽聞いたり、買っておいたDVDを観たり、まあそうやってゆっくり過ごすのが、個人的には一番落ち着く休日である。

そうやって、家で過ごしていても、結構新鮮な発見はあるものだ。今日は、スピッツの古いアルバムが聞きながら、いろいろスピッツについて調べてたら、トリビュートアルバムがあることを知る。

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Amazonで中古品をポチっとやってから、どうしても聞きたくなって、youtubeとかに上がってないなぁと思ったら、ちゃんとあった。小島麻由美の『夏の魔物』のカヴァー。これがもの凄くよかった。オリジナルよりいい。

スピッツが流行った時代に中学生だった世代としては、いろいろ切ない。


実は今年から、会社で新人教育を担当する事になって、新入社員にプログラミングをなるものを教える事になった。といっても、やったのは6月くらいだから、もう終わったけどね。

一応ものを教えるので「先生」という事になるわけだけど、大学では教職もとってなかったので、教育実習とかしてないし、塾講とかのバイトもしなかったので、何かを誰かに教えるという事をしたことがない。

で、いったい何を教えればいいんだろうと小一時間くらい悩んだ訳だけど、これはやっぱりプログラミングって面白いね。という事を教えるしかないという単純な結論に達した。

会社の集合研修は、学校の授業と違って、時間が限られる上に、その限られた時間にめいっぱいの情報量をたたき込むというものだが、実際の所、それで新入社員達のスキルが飛躍的に向上するという事は、ない。一時的に詰め込んで暗記は出来るが、そんなもんは研修が終われば消えてしまう。あたりまえだ。

プログラミングとは、そもそもがクリエイティブなのもので、一朝一夕に身につける事が出来るようなもんじゃないし、ゴールはない。沢山のコードを読み書きしたり、本を読んだりしながら、少しずつ良いコードが書けるようになっていくもんで、例外は知らない。

もちろん、知識の詰め込みも大切であるんだけど(それで開けるものもあるし)、プログラミングって面白いと思わせないと、やぱっり後が続かない。

随分前だけど、TVで地震の仕組みかなんかを説明してる学者先生がいて(多分どっかの大学教授だろう)、その先生は「マントル」と口にする度楽しそうにしゃべっていた。「マントル」という響きからは、好きで好きでしょうがないという感じが出ていた。

また、最近読んだこんなエントリが面白かった。

廃人オナニート日記 - 坂間勇


僕は駿台生ではないので、この坂間先生の事は知らないが、きっと本当に物理が好きで学ぶ事が楽しくて仕方がなかったのだろう。そして、予備校講師であるからには、やっぱりそのおもしろさを、一人でも多くの学生に伝えたかったのだろう。

常々思っているのだけど、人に何かの面白さを伝えるには、自分が楽しんでいる後ろ姿を見せるしかないだろうと思っている。それを見て、『へぇ~』で終わる人もいるけど、『ほぉ~』と興味を持って、自分で突き進んでいく人もいる。で、多分後者みたいになる人を作るのが教育ではないかなぁと思う。

人に何かを教えるなんておこがましい事は、本来はできなくて、何かのきっかけを与えるのが精一杯だろうと思う。それには、まず自分が面白いと思う気持ちを伝えなければならない。自分がつまらないと思っているものを、聞いている人間が面白いと思ってくれる訳はないからだ。

だから、プログラミングの研修では、プログラミングのど素人の新入社員(もちろんそうじゃないのもいるけど)に、制御の構造化とか、関数型プログラミングとか、再帰構造とか、バイナリサーチとか、クロージャ等々、プログラマーとして多少はやってきた自分でもちょっと面白いなコレと思うものを大量に詰め込んでテキストを作って与えてしまった。。。たった10日間の講座でやるには、相当無茶な内容にした。はっきり言って難しかったのではないかと思う。自分でもテキスト作るために、結構勉強もした。

本当に面白い事というのは、大抵の場合難しい。というか、絶対に難しい。というか、難しいから面白いのだ。簡単で面白い事なんて、少なくとも僕は知らない。だから、あえて基礎を手短に説明したら、一気に難しい所に突っ込んだ。はっきり言って、この際、新入社員達が理解するしないは二の次だ!という開き直りスタンスだ。

でも、結構な数の新入社員達が『プログラミングって結構面白いですね。』と講座中や講座が終わった後に言ってくれた。お世辞かもしれないけど、これはちょっと嬉しかった。少なくとも、みんな、『XXXXさんてプログラミング好きなんですね』とは、思っていたようだ。だから、大した後ろ姿ではないけど、何かは見せることは出来たのかもしれない。彼らのうちの何人でも構わないから、素晴らしいエンジニアを目指して突き進んでくれるといいなぁ、と思う。

思えば、自分も会社に入ってから、プログラミングを始めたど素人なので(今も素人に毛が生えた程度だけど)、最初は全然プログラミングなんて興味無かった。でも、デザパタの意味とか分かり初めてからは、いろいろと面白くなって、今では結構コード書くのは楽しい。最近はやっぱ関数型言語が面白い。もちろん仕事だからそうじゃない時もあるけど、たまには時間を忘れてコード書いている時はある。

というわけで、初めての教育だったがいろいろ思うところあり、なかなかこちらも勉強させてもらった。たぶん、教育で一番成長するのは、教わる側じゃなくて、教える側ですね。
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