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ブックストッパー ブックストッパー

トモエ算盤 2004-07
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これは便利。

仕事がら本を抑える事は結構多いし、ブログで本の引用とかする事も結構ある。そういう時は、たいていパソコンの下に挟んだり、折り目を強めにつけたりしてたけど、バラバラッとめくれるたりするとイライラする。

もうちょっと本格的なブックストッパーも使ったことあるけど、嵩張るし、本のサイズや暑さが限定されるものが多い。もちろん、本を立てたまま留めれるのは便利だけど。

このブックストッパーは極めてシンプルで、嵩張らないし、本のサイズも限定されない。ちょっと使っただけだけど、非常に便利だ。

卒論とかで参考文献の山に埋もれている学生とかにも役立つだろうと思う。値段もリーズナブルなので二つくらい買っておくと、本の両端が挟めて更に便利。
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ふとふり返ると―近藤喜文画文集 ふとふり返ると―近藤喜文画文集

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画集なんてもんは普段は殆ど買いませんが、いろいろと調べ物をしている最中に、近藤喜文の名前を思いだし、そういえば画集とかあったよなぁという感じで購入。一般には多分有名ではないだろうから、簡単に説明すると、かのスタジオジブリを支え続けたアニメーターの方です。『耳をすませば』という作品では監督もしています。が、1998年1月12日に惜しまれつつも亡くなられてしまいました。詳しくは↓

近藤喜文 - Wikipedia

この画集は、その近藤喜文さんが、日々描き貯めていた色鉛筆のスケッチ集。別になんでもない、日常の一コマを切り取ったスケッチで、近所や仕事場の近くの風景が題材の様。といっても単なる風景画ではなく、必ず人の姿が描かれている。その人の描かれ方に、いそうでいないと感じがとても出ている。各スケッチの下に簡単なコメントが書いてあるんだけれど、絵をみてコメントを読むと、この人は本当に人間に興味を持って、よく観察している。どの絵からも透徹した優しい視点を感じる。絵描きの眼だ。とにかく、描かれている人間がみんな魅力的に見えるから不思議だ。確かに貴重な才能だったんだな感心すると同時に、やはり早すぎる死だったんだろうとも思う。

最後には、児童文学作家の中川李枝子(「ぐりとぐら」の作者)氏のコメントが寄せられている。

近藤さんはどんなに忙しくても、ふとふり返る人だった。やさしいけれども真剣な眼差しで「人間」を見ていらしらしたのだなあと思う。

『ふとふり返ると 近藤喜文 画文集』

利益は企業存続の条件であって目的ではない

ドラッカーの言葉である。

僕は誤解していた様だ。利益は企業の目的だと思っていた。思い込もうとしていた。資本主義というパラダイムにおいては、それは人を強力に説得するだろう。でも、違うのだ。やっぱり。だって、私たちはお金を稼ぐ為に生きている訳ではない、生きるためにお金を稼いでいる。この違いは重大だ。重大だと思えないないならそれもいい。それは資本主義だろうが何だろうが、変わらない事だ。人間だろうが、企業だろうが同じ事だ。資本主義は現代のドグマかもしれないけれど、ドグマを信じる信じないの自由は自分の手の中にある。

もちろん、利益は条件だ。条件を守る事は重要だし、極めて難しい。条件を守る事にやりがいを感じる事も可能な程度には難しい。それも分かる。だが、それは易い事でもある。生きるという事に比べれは。遙かに。

企業にとって「生きる」とは何か?それは社会貢献だ。大真面目に社会貢献だといいたい。別に斜に構えているわけでもないし、冗談でもない。社会貢献じゃないなら、「人の為に何かする」でもいいだろう。人は人の中でしか生きられない。人類最後の一人という言葉に意味がないというのと同じ意味で、人は一人でも生きるが、活きない。

いつだって、人は人を救う為に生きるだろう。利害関係が存在しない人の為にすら生きるだろう。そこからしか物語は始まらないだろう。隠れているはいるが、そういう人はやっぱり居るだろう。

思想が混乱して、誰も彼もが迷っていると言われます。そういう時には、又、人間らしからぬ行為が合理的な実践力と見えたり、簡単すぎる観念が、信念を語る様に思われたりする。けれども、ジャアナリズムを過信しますまい。ジャアナリズムは、屡々現実の文化に巧まれた一種の戯画である。思想のモデルを決して外部に求めまいと自分自身に誓った人、平和という様な空漠たる観念の為に働くのではない、働く事が平和なのであり、働く工夫からきた生きた平和の思想が生まれるのであると確信した人。そういう風に働いてみて、自分の精通してる道こそもっも困難な道だと悟った人。そういう人々は隠れてはいるが到る処にいるに違いない。私はそれを信じます。

『栗の樹』~私の人生観~ p349 - 350

仕事をする事がどんどん困難にならない様なら嘘だという、でもそういう風にするしかないという、そういう風に確信せざるを得ない。そういう人はいるだろう。

話は変わる。

9・11から8年たった。もう8年かとも思うし、まだ8年かとも思うけど、テレビの深夜番組をつけ、日本の政権は変わり、約252633600秒の時が流れたと思う。あの日を境に世界は変わっただろうか?よりよい方向へ進んだだろうか?悪い方向へ進んできたんだろうか?よくわからない。ほんとによくわからない。少なくとも、自分は何かを学んだんだろうか?よくわからない。平和とか戦争とかそいう観念を捏ねくり回して考えてみたところで意味はない。正義とか悪とか、そういうのでもない。歴史には歴史の摂理というものがあるし、8年はその摂理が働く程長い時間ではないのかもしれない。今を生きている人の世代的な記憶は少しずつ薄れている。地下鉄サリン事件の記憶がやはり薄れた様に、少しずつ。でも薄れない人もいる。多分まだ問題は何も解決していない。

話は変わる。どんどん変わる。

買っておいた、Blue-rayの『チェ28歳の革命 / チェ 39歳別れの手紙』を見返す。特典のソダーバーグのインタビューが面白かった。

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その後、文化系トークラジオのチェ特集も聞いた。ソーダバーグがこんな事言ってた。

※「2009年のチェ・ゲバラ」Part3をダウンロードする ( mp3 23'46'')

重要なのは何かに反対するだけでは足りないという事です。その代わりにこうしたい、という代替案が必要だと思います。そして、その代替案は思いつきなどではなく、じっくり考え抜いたもの、これならなんとか機能するだろうという現実的なものでなくてはなりません。反対の為の反対では何かを成し遂げることはないのです。今の世の中には、何かに対して声を上げ、そして、その声を簡単に他人に聞かせることが出来る手段があります。しかし、その言い分がまともに取り上げられるだけの価値があるものなのかどうか、そこを意識する必要があります。若い人達は何かに対して、Noという衝動が強い一方、Yesという気持ちはあまりありません。若い人達のエネルギーが無駄に終わらず、生産的になるようよく考えて欲しいと思います。

19:51 ~ 20:54秒あたり


日本国民は今回の選挙でNOといった。だから、多分今回の選挙は無意味だろう。民主が駄目なら、国民はまたNOというだろう。その次も多分NOというだろう。今のこの国は、現状への不満を言う事でしか政治的な言説が成立しなくなっている。そんな事をやっているうちは、多分何も変わらないよ。NOと言うなんて簡単な事だ。だが何をYESといえるだろう?そう思えたならもう少し結果は違っていたんじゃないかな。青臭いかな。。。まあ、でも民主を選んだ事実はもう変わらないんだから、それはそれなりの未来を受け入れるしかないわな。

そんな風にとりとめもなく考える9月。チェは天国(多分そっちだよね)で何を思っているのか。。。
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前回のエントリで取り上げたのだけど、文庫化されたよ。

5年も経ってこのタイミングで出すというのは、
やっぱ「1Q84」の効果に乗っかろうとしているとしか思えないけど、
まあ、文庫になるのは嬉しいのでよしとする。
ボロボロになるのと、絶版になるのを見越して2冊買った。
で、また読んでしまった。やっぱ良かった。

同時に、こんなんも文庫化

人生のちょっとした煩い (文春文庫) 人生のちょっとした煩い (文春文庫)
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「人生のちょっとした煩い」は嵌ると、めちゃくちゃおもしろいけど、
癖がある。てか、ペイリーさん亡くなられたんですね。
ご冥福をお祈りします。

「誕生日の子どもたち」言わずと知れたカポーティの名作。
イノセンスですね。
併せて観たい映画↓

カポーティ コレクターズ・エディション [DVD] カポーティ コレクターズ・エディション [DVD]
ジェラルド・クラーク

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あと、ちょっと前にチャンドラーの新訳も出てた。

さよなら、愛しい人 さよなら、愛しい人
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これも切ないよい小説だった。
相変わらずマーロウは格好いいし、
前作の「ロング・グッドバイ」より、より世の中に対して斜めな感じが堪らない。
(旧訳の方は呼んでないので知らない)

あと、ジョー・ヒルという人(スティーヴィン・キングの息子だってさ)の

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を読んだけど、これは篦棒におもしろかったです。
個人的にはアート君の話は泣けるんだけど、人に上手くその感動を伝える事が出来ない。。。

「1Q84」は面白かったんだけど、これはどう考えても続編がでる感じ。
全然回収されない複線が幾つもあったし、これに関しては改めてエントリを起す予定。

あと「1Q84」の読後には、

世界は村上春樹をどう読むか (文春文庫) 世界は村上春樹をどう読むか (文春文庫)
柴田 元幸 藤井 省三 四方田 犬彦

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がお勧め。パワーズの村上春樹観は、
「へぇ~」とか「ほぉ~」

別路線だと

二十歳の原点 [新装版] 二十歳の原点 [新装版]
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を読んだけど、これは痛ましい。
著者の鋭い感受性が、時代に呼応している感じが。。。
数十年前のベストセラーなんだってね。
「1Q84」と併せて読むと、いろいろ思うところが出てくる。

あと、局所的に散々話題になっていた

聖家族 聖家族
古川 日出男

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に随分前から着手しているんだけど、
分厚い上に読みにくい。というか読むのに体力を要するので、
遅々ととして進まない。。。まあ凄んごい小説ではある。

という非常に雑な感じの5月末~6月の読書の感想
てか仕事で読む技術書の割合が増えているからこんな感じになっちゃうんだよね。。。
まあ、技術書はそれで面白いからいいけどさ。。。なんだか。。。

FORESTS FOREVER

あああ、
お気に入りのサイトだったのに。

確かに金かかってたからね。
しょっぱい。。。。。。。。。。

ぶっちゃけ、不況とかどうでもいいけど、
こういう良いものが無くなるのが一番がっくりくる。
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