×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ふとふり返ると―近藤喜文画文集 徳間書店 1998-03 売り上げランキング : 82811 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
画集なんてもんは普段は殆ど買いませんが、いろいろと調べ物をしている最中に、近藤喜文の名前を思いだし、そういえば画集とかあったよなぁという感じで購入。一般には多分有名ではないだろうから、簡単に説明すると、かのスタジオジブリを支え続けたアニメーターの方です。『耳をすませば』という作品では監督もしています。が、1998年1月12日に惜しまれつつも亡くなられてしまいました。詳しくは↓
近藤喜文 - Wikipedia
この画集は、その近藤喜文さんが、日々描き貯めていた色鉛筆のスケッチ集。別になんでもない、日常の一コマを切り取ったスケッチで、近所や仕事場の近くの風景が題材の様。といっても単なる風景画ではなく、必ず人の姿が描かれている。その人の描かれ方に、いそうでいないと感じがとても出ている。各スケッチの下に簡単なコメントが書いてあるんだけれど、絵をみてコメントを読むと、この人は本当に人間に興味を持って、よく観察している。どの絵からも透徹した優しい視点を感じる。絵描きの眼だ。とにかく、描かれている人間がみんな魅力的に見えるから不思議だ。確かに貴重な才能だったんだな感心すると同時に、やはり早すぎる死だったんだろうとも思う。最後には、児童文学作家の中川李枝子(「ぐりとぐら」の作者)氏のコメントが寄せられている。
近藤さんはどんなに忙しくても、ふとふり返る人だった。やさしいけれども真剣な眼差しで「人間」を見ていらしらしたのだなあと思う。
『ふとふり返ると 近藤喜文 画文集』
PR
この記事にコメントする
最新記事
(02/23)
(01/24)
(01/20)
(01/11)
(12/31)
(12/27)
(12/19)
(12/11)
(11/22)
(11/15)
ブログ内検索
カレンダー
12 | 2025/01 | 02 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | |||
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
カテゴリー
最新トラックバック
アーカイブ
カウンター
プロフィール
HN:
cinemacinemcinema
年齢:
43
性別:
男性
誕生日:
1981/06/22
職業:
へっぽこPG
自己紹介:
ブログに関する感想等のメールはこちらまで↓
delphesアットマークba2.so-net.ne.jp
delphesアットマークba2.so-net.ne.jp